いつからオカルト好きになったか?
はっきりとは覚えてないですが、多分、小学校低学年の頃だったと思います…。
不思議な体験をしたとかはないです。笑
両親が共働きだった為、学校が終わると、自宅近くにある「ばぁちゃんの家」に帰るのですが、そこから友達の家に遊びに行く際、ばぁちゃんは「暗くなるとタヌキに化かされるから早めに帰ってきな」と言います。
昔の人はよくそう言った!って言えばそうなんですけど、子供のころの自分には怖さとワクワク感が入り交じった不思議な感覚を覚えたんですよね。それに、「ばぁちゃんがそんな嘘をつくはずがない」と思ってました。ばあちゃんの家のそばにはお寺があり、窓を開ければ墓石が見えるという環境が、ばあちゃんの言葉の信ぴょう性を高める要因の一つともなってました。
まぁ、化かされることはなかったんですけど…。
ばぁちゃんと一緒に、歩いて買い物に行く時は、いつもお地蔵さんに立ち寄ります。
がま口から小銭を取り出し、お賽銭を投げます。
最近ではあまり見かけなくなりましたが、がま口にはいつも金色や銀色の小さいカエルのお守りみたいなものが入っていました。
時には線香をあげて、時には供えられているお供え物を「食べな」と言って私に手渡してくれたり(たぶんばぁちゃんが供えたお菓子です)。そして最後は何事もなく通り過ぎる。
節分になると、ばぁちゃん家の玄関には鰯の頭があって、
お盆になれば、割り箸が刺さったナスとオガラ製のはしごが仏壇の前に置いてある。
めちゃくちゃ普通の日常なんですけど、冷静に考えると、なんかオカルティックじゃないですか?
いや、風習? 土着文化っていうんですかね?
昔の人って、見えない存在との距離が近いというか、当たり前に思っているというか、そんな距離感が自分は大好きで、ワクワクしてたんです。
まとめ
ここまで書いてみましたが、オカルト好きになった理由は「ばぁちゃん子だったから」の一言で片付いちゃいますね…。もう会うことは出来ないけど、またいつか一緒にお地蔵さんに行きたいです。今度は自分の娘も一緒にね。
つまらない話に耳を傾けていただいた方、ありがとうございます。