私の休日は毎週日曜と隔週土曜なのですが、土曜日が休みの時は娘(5歳)と二人で実家に遊びに行きます。
妻は家でゆっくりできるし、娘はじいちゃんばあちゃんと楽しく遊べるので一石二鳥です。
実家に行く際は、必ず氏神様の神社に寄って行きます。
先日ちょっとだけ不思議なことが起こりました。
鳥居で一礼し、手水舎で手を洗おうとしたのですが、柄杓に「かたつむり」がくっついていたので、「かたつむりさん喉乾いたのかな〜?」などと娘とおしゃべりをして拝殿に向かいました。
娘はごきんげんなようで、かたつむりの歌を歌っています。
娘:で〜んでんむ〜しむしか〜たつむり〜♪
いつものように、拝殿、境内社、お稲荷様の順番でお参りし、さて帰るかという時、娘がまたかたつむりを見たいと言います。
また手水舎に向かい、「あ〜、今度は角が出てるね〜」と娘が言います。
「そうだね〜」と私が言います。
たわいもない会話をしつつ、神社から出るために参道を歩いていると、娘が突然質問してきました。
娘:ココいつできたか知ってる?」
私:ココってこの神社?
娘:うん。
私:分かんないな〜。
娘:1634年!!
私:……………。
嘘だろと思いつつ、鳥居付近にあった神社の由緒が書かれたパネルをみると、創建は1481年と記載されています。
私:1481年って書いてあるよ〜。
娘:あははは〜。
子供ってたまに適当なこと言うじゃないですか。
また適当に言ったな〜と思いました。
とりあえず、早く娘に昼ごはんを食べさせたかったので、鳥居でまた一礼して、実家へと向かいました。
実家で昼ごはんを食べた後は、YOUTUBEを見たり、お絵描きをしたり、かくれんぼをしたり、娘はとにかく楽しそう。子供と一緒にいると時間が経つのはあっという間です。
まだ娘は遊びたそうでしたが、ばあちゃんにバイバイして何事もなく家に帰りました。
娘が寝る前に、いつものように絵本を読み聞かせ、寝た後にビールを一杯。
妻にも昼間の神社での出来事を話しました。
妻:へぇ〜、なんだろうね(棒読み)
いい具合に酔っ払い、あとは自分が寝るだけという時、やっぱり昼間の出来事が気になりました。
娘は神社が出来た年を適当に言っていましたが、5歳の娘にはまだ年号という概念が無いのです。
まして、4桁の数字が読めません。
なんかおかしいなと思い、氏神様の神社についてググって見ると、確かに創建は1481年と記載されているのですが、本殿は1634年に建立されたと記載されています。
合ってるじゃん!!!!!
嘘だろ…。
全身をゾクゾク感が襲った後、おっさんは泣きそうになりました。
昼間、神社が出来た年を教えてくれたのは、本当に私の娘だったのでしょうか?
娘の適当発言がたまたま当たっていただけなのでしょうか?
まさかのかたつむりさん?
本当のことは分かりませんが、何故か「ありがたさ」を感じ、ほっこりした気分でおっさんは床につきました。