子供の時に見た曼荼羅が忘れられず…

2018.07.29
子供の時に見た曼荼羅が忘れられず…

こんなタイトルをつけると熱狂的な信者だと思われそうですが、決してそんなことはありませんのでご安心ください(笑)。

曼荼羅との出会い

曼荼羅を初めて見たのは小学生の時です。

当時、流行っていた「孔雀王」という映画(三上博史さん主演・原作はアニメ)の中で、オープニング曲が流れる前に一瞬だけ曼荼羅が映し出されるのですが、見た瞬間「あぁ~なんてカッコいいんだろう…」と衝撃を受けました。当然ですが、小学生だった自分にはその図が何を意味しているかなどは全く分かりませんし、曼荼羅という呼び名さえも分かりません。ただ整然と並んでいる観音様達に心打たれました。

中学生になると、よく新聞にある仏像や観音様などの通販広告を切り抜いて、集めるようになります。夏休みの宿題には観音様の絵を描いて提出していました。きっとヤバい奴だと思われていたことでしょう(笑)。美術の先生もノーリアクションでした…。

我が地域の中学校は修学旅行で京都へ行くのですが、その時に再び心打たれたのが「東寺」でした。
五重塔いいですよね。見ているだけでなんか懐かしい気持ちになってきます。金堂の張り詰めたような空気感の中にたたずむ七仏薬師如来も美しく、惚れ惚れします。しかし、心打たれたのは意外にもお土産屋さんでした。

小学生の時に見た曼荼羅のポスターが売っていたんです!!!

テンションMAXまで跳ね上がりましたが、高揚する気持ちを抑えて、とりあえず値段を確認。なんとかお小遣いの範囲内で買える値段です。「荷物になるかも…」などと悩みつつも、買うことを決意した瞬間、バスに集合の合図が…。

もう、帰る時間ギリギリだったんです。
泣く泣くバスへ戻りました。

楽しい思い出と共に後悔も残る修学旅行となりました。

そして、約10年後…。

再び京都を訪れる機会が巡ってきました。今度は時間に余裕をもって拝観出来るようスケジュールを組み、万全の状態で「東寺」に足を運びました。

本当に時が流れているのか?と思うほど何も変わっていません。中学生の時に見た景色そのものです。1つ気がかりなのは「曼荼羅ポスターがまだ売っているのか?」という事。
期待と不安が入り交じる中、恐る恐るおみやげコーナーに行くと…

あ、ありました!!!

10年越しでやっと曼荼羅ポスターを手に入れる事ができました。今の時代ならネットで簡単に手に入るのかもしれませんが、苦労して手に入れた分、思い入れが強いです。

帰宅後はパネルに入れて部屋に飾っておりましたが、友達が来るたびに「何か宗教やってるの?」と聞かれます…汗。やっぱり、そういうイメージになっちゃうんですかね?自分は聞かれる度に「曼荼羅のデザインが好き!」と答えています。

何故、曼荼羅に魅力を感じたのか、よく分かりませんが、少なからず今の職業に影響を与えたことは確かだと思います。

両界曼荼羅図

胎蔵界曼荼羅
胎蔵界曼荼羅
金剛界曼荼羅
金剛界曼荼羅

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